まず回顧はトライアルから。ローズステークスは雨が降って馬場が悪化するかと
思っていたが、結局良馬場でのレースとなった。前はやや飛ばし気味かなぁ…と
思ったところだが、カワキタエンカが2着に粘り通した。この馬は4走前から
ハナを奪うレースを続けているものの、行き切ればしぶといと改めて感じた。
勝ったラビットランは確かに芝で1戦1勝だったが、このメンバーで手を出せるかと
言われるとかなり難しい。2000mでパフォーマンスが上がるかも微妙な気がする。
次に向けてはファンディーナやリスグラシューの動向に気をつけたいところ。
セントライト記念はアルアインが抜け出すかと思ったら、ミッキースワローが
一瞬で交わし去っての勝利。懸念の馬場状態も10レースが終わった段階で
良馬場まで回復してアルアインは大丈夫だろうと思ったが、結果的に+10kgは
余裕残しでもあったということと思う。大型馬だし次は変わってくるだろう。
しかしミッキースワローは2番人気にまでなって、考えることは同じだな…と。
阪神ジャンプステークスはアップトゥデイトが久々の勝利。ハナを取って
そのまま流れを作った時点で勝負あったかなとは思うが、実績を考えれば
勝つときはこんなもんだろう。ソロルは故障発生で無念。ルペールノエルは
休み明けで結果を残して、年末に向けて楽しみな存在になったと言える。
ラジオ日本賞は7枠の2頭がゴール前で一気に前を捉えた。センチュリオンは
中山ダートの鬼と言っていいレベルの馬で、馬場も全く関係なかった。
カゼノコが決め手を活かせるのは、時計が出る水が浮くレベルの馬場で
今回はまさに条件がハマった格好。とは言え決め手はあるので良馬場でも。
今週の展望は注目の2重賞。まず中山の 産経賞 オールカマーからだが、
今週も天候・馬場状態に振り回される週末になりそうで、土曜未明の時点では
どういう推移になるか読みきれず難しい。人気はアルバートやステファノスが
集めると思われるが、いずれも休み明け。あまり気にする必要はない気もするが、
一応何かあるなら…という意味でカフジプリンスとツクバアズマオーを挙げる。
モンドインテロは人気次第。タンタアレグリアはさすがに今回は様子見だろう。
そして阪神の神戸新聞杯。先週のアルアインに続き、ダービー馬レイデオロが
ここから始動。大きく負けることは想像しづらいが、先週みたいにアッと言わせる
馬が出てくる可能性は大いにあり、その筆頭はキセキとなるだろうか。
関東地方と異なり、天気が崩れる心配が少ないだけに検討はしやすそうだが、
春の実績組を中心に人気の盲点が出ないよう、注意を払っておきたいところ。
最後にジャンプのオープン特別・土曜中山の清秋ジャンプステークス。
夜間発売の時点ではキングナポレオンが抜けた単勝オッズになっているものの、
馬連を見るとスズカプレストから売れている。実績だけ見ればスズカプレストに
主役になってもらいたいが、クリノダイコクテンやマイネルプロンプトも面白い。
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