土曜のJRA東京開催が中止になったことで月曜に代替開催が組まれ、その影響で
ヒラボクラターシュに“事故”を変更理由とした乗り替わりが発生するなど、
この時期ならではの状況が起きているが、これがどのような結果につながるか。
ちなみにグリーンチャンネルでの中継は、地方競馬中継がなくなる代わりに、
東京開催の中継を行う全レース中継の番組内でカバーする模様。
■2月11日・佐賀8R 佐賀記念(4歳以上JpnⅢ・ダート2000m)
◎①テーオーエナジー
○⑩グレイトパール
▲②リーゼントロック
△⑦ヒラボクラターシュ
前日発売は行われているが、正直そのオッズは何のアテにもならないので、
基本的にはないものとしていいが、単なる中央馬への場所貸しレースという
考え方をしていると、足元をすくわれる可能性が高いように感じる。
馬券的な焦点は、グレイトパールが明らかに格下の佐賀のメンバー相手の2戦で
立て直したと考えていいかどうか。前走の雷山賞の時計とレースぶりを見れば、
例年の佐賀記念のレベルであれば勝ち負け必至と言っていい。
まともに考えればテーオーエナジーが中心になるはずだが、最内枠のハンデを
どこまで盛り返せるかということになる。馬券的には切れないのは事実だが、
仮に単勝1倍台とかまで売れてしまうと、本当に大丈夫か?とはなりそう。
グレイトパールは外目の偶数番といい枠を引いたし、元々の実力を考えれば
GⅠも十分に狙えるレベルであったのも事実。このレースを目標に移籍したと
言われてはいるものの、形としては2連勝と立て直したとするならば…。
穴はリーゼントロック。鞍上の松岡がこのレース以外にも騎乗予定があり、
代替開催の東京で7鞍の騎手変更が発生してしまう形だが、結果的にこちらを
優先する格好になったのも面白い気がする。曲がりなりにも中央馬であり、
相手関係が楽になるダートグレード競走のJpnⅢなら前進はあっていい。
ヒラボクラターシュはなんだかんだ言って上位人気になるだろうし、
もともと騎乗予定だった福永に代わり、期間限定騎乗の山本聡哉というのも
興味は持ちたくなるところ。うまくテーオーエナジーあたりとの兼ね合いを
対処できれば、こちらが逆転するケースがあっても不思議ではない。
アスカノロマンとメイショウスミトモは考えたが、斤量58kgと近況を考えると
手を回すまではいいかな…と。グレイトパール以外の地方馬も、キクノソルや
スーパージェットも地方馬同士なら…というのはあるが、中央のバリバリの
オープン馬を相手にすると、ちょっと厳しいと言わざるを得ない。
(本部中敬称略)
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