回顧は地方競馬から。ジャパンダートダービーは先週水曜更新の火曜版で
振り返っているので、ここではマーキュリーカップから。ここ最近は割と
時計が出る傾向の強い盛岡ダートにあって、今回の2分03秒5という時計は
決して速いというほどでもないが、上がりが47秒9-35秒6は異常すぎる。
レコードが出た2014年のJBCクラシックですら、上がり600mは35秒7である。
それだけスローだったという訳で、ハナを切ったヨシオが十分見せ場を作った。
もっとも、勝ったミツバは上がり35秒2で、芝並みの時計を叩き出した訳だが。
ちょっとレースの性格が特殊すぎて、今後に繋がるかと言われると難しいが、
少なくともドラゴンエアルの4着は大健闘。あとは中央勢が上位を占めるのも
やむなしの結果だが、また条件が変わればいくらでも結果は変わりそう。
あと予想はしていないが、月曜浦和の 第1回 プラチナカップ(SⅢ)も簡単に。
ノブワイルドが他馬に比べて2kgの斤量をもらっていながらハナを取れず、
さきたま杯はともかく、ちょっと確変が途切れてしまったかな…という印象。
ハイペースで飛ばしたウェイトアンドシーはハナを切った分だけ頑張ったが、
キタサンミカヅキは盤石のレースぶりで、負けようがないレースをしていた。
インフォーマーも自分のレースををした分の3着で、今回は展開が向いたか。
中央の回顧は函館記念。逃げた馬が直線でパッタリ止まったが、エアアンセムと
エテルナミノルについてはその後ろを追走していた組で、結果だけ見ると
ペースの割に一団の隊列となった分、ハナを取った組には厳しかったか。
サクラアンプルールもハンデは厳しかったが、動ける状態ならこれくらいは走る。
もっとも、次走は札幌記念だと思うが、今回の馬体減がどう出るかは注意。
グリーンチャンネルの中継はギリギリのところでファンファーレから放送できた
名鉄杯については、ラインルーフが8馬身差の激勝。コパノチャーリーは
思い切ってハナを切り、飛ばせるだけ飛ばしたという感じだったが、一頭だけ
文句のつけようがないレースをしたラインルーフは、今のところは確変状態か。
芝の2戦が何かのきっかけになったかもしれないが、真価を問われるのは次。
今週の展望は、水曜門別の サンケイスポーツ杯 ノースクイーンカップ。
距離を200m延ばしたヒダカソウカップと行っても差し支えないメンバーだが、
そういう意味ではディナスティーアをどう考えるかが明暗を分けそう。
斤量が重くなる上に、これ以上の距離延長はマイナスになると踏んで、
今度こそアップトゥユーとジュエルクイーンと考えるが、穴候補として
アルティマウェポンとノーブルサファイアまで挙げておきたい。
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