まず回顧から。安田記念は連闘のモズアスコットが間を割って差し切りという
1週間前の安土城ステークスで上がり32秒台の脚を使いながら追い比べで
わずかに遅れたという悔やむに悔やみきれないレースの鬱憤を晴らした。
そもそも回避馬続出でフルゲート割れになり、急遽出走できたのも大きい。
さすがに連闘というのもあって、9番人気まで人気を落としていたが、
負けていた重賞でも時計的には差のないレースをしていたことを考えれば…。
それにしても、去年の秋競馬の頃にはまだ500万クラスで走っていたはずの馬が、
1年足らずでGⅠタイトルを手にしたのだから恐れ入ったが、去年11月に
徹底展望と称して予想した三鷹特別の時に、もしかしたら来年春にはGⅠ戦線で
注目馬になってても…とは思ったが、今更何を言っても後付けにしかならないw
1000万でいわゆる“出世レース”と言うと、3回東京ではダートの青梅特別、
夏の札幌の阿寒湖特別(今年は「北海道150周年記念」で代替の形)があるが、
三鷹特別がこれらに続くレースとなるか、勝手に注目しておきたい(笑)。
鳴尾記念は2年前のサトノノブレスのコースレコードを更新する決着。
とは言え東京・阪神ともに芝はかなり時計が速いので、時計的な価値で言うと
数字ほどのものはないだろう。マルターズアポジーも淡々と逃げたが、
何と言うか、例の二人の騎手は何でも持ってくるなぁ…と。
トリオンフはまた評価に悩む2着で、今のところはサマー2000で狙いか。
地方競馬のさきたま杯は、サクセスエナジーが重賞連勝としたものの、
レースの運び方は無難だった一方で、斤量差などの条件面などを考慮すれば
決して強かったとも言えない。次走過剰に人気するようなら疑ってかかる。
アンサンブルライフの3着は、自分の競馬をした結果だが上位2頭とは差がある。
ノブワイルドは自分のレースはしたと言えるが、やはりここでは勝手が違った。
今週の展望は水曜大井の東京ダービー。基本的には羽田盃からの組を重視だが、
前日発売はリコーワルサーが人気。所詮は地方競馬の前日発売なので、
1番人気の単勝が1.8倍だろうがあまり参考にはならないが、リコーワルサーと
モジアナフレイバーについては、よほど期待しているファンがいるのだろう。
羽田盃に続いて天気が心配な状況になってきたが、同じようなコンディションに
なるならば、それこそまたヤマノファイトが逃げて…みたいな流れになるだろう。
個人的にはそういうのも全部無視して(笑)、あくまで馬券的妙味だけに着目して
ハセノパイロとクロスケに注目。逆に危険な人気馬はプロミストリープか。
なお、木曜門別の日刊スポーツ賞 北海道スプリントカップは改めて展望します。
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