いつも通り先週末の中央競馬の回顧から。注目の大阪杯はいろいろ言われたが
終わってみればスワーヴリチャードの強さばかりが目立った一戦となった。
左回りの方がいいというのは、自分の予想においても人気面・配当面踏まえて
重要なファクターのひとつと見込んだが、レース内容はそんなの関係なかったw
スローペースを嫌ったのか、地力上位であることは重々承知していただろうが
だとしても3角手前から動き出して、かつ上がり34秒1でまとめたのは、
強引なレース運びにも見えた鞍上の騎乗に応えた馬自身の実力に他ならない。
3着まで4歳馬が占めたが、昨年秋からずっと言われている、現4歳世代が強い、
という評価を改めて決定づける一戦だったと言えるのではないだろうか。
他のレースは簡単に。まずダービー卿チャレンジトロフィーはヒーズインラブが
間からゴール直前で抜け出す形での重賞制覇。マルターズアポジーについては
少し息が入りづらい流れにあって中山マイルだったことを考えれば致し方なしか。
キャンベルジュニアが積極的に進めて2着に残したが、前年のこのレースで
1番人気2着に負けた時と同じく、今回も半馬身差。もう少しなのだが…。
コーラルステークスはモーニンの貫禄勝ち。ドリームキラリが先手を主張して
コウエイエンブレムあたりも追いかけたことで流れたのもあるが、さすがに
オープン特別レベルの相手なら、ハンデ58.5kgでも無様なレースはできないか。
あと伏竜ステークスはドンフォルティスが反応良く抜け出して今回は完勝。
対してルヴァンスレーヴは反応こそ鈍かったが、エンジンが掛かった後の
伸び脚はやはり見どころがある。コマビショウもまだ良くなる余地あり。
地方の回顧はまず名古屋大賞典。メイショウスミトモの落馬は仕方ないとして、
サンライズソアは自分のレースさえできればいつでも重賞を勝つ力はあった訳で
特段驚く結果ではない。キーグラウンドが一瞬遅れかけたが、そこから盛り返した
3着という結果は、今後に向けて少し気にしておきたい。カツゲキキトキトは
サンライズソアを見る流れだったが、ペースが落ちて末脚勝負では少し厳しい。
京浜盃は前々につけた馬が上位に残り、この開催通じて先行した馬が有利と
言われたその傾向まんまの結果。ヤマノファイトは間違いなく力はあるのだが、
この展開で3着まで脚を伸ばしたクロスケが、文字通りダークホースになる気配。
今週の地方競馬の展望は、川崎競馬から2鞍。まず水曜から羽田盃トライアルの
東京中日スポーツ賞 クラウンカップ。2歳時に道営重賞で結果を残した
サザンヴィグラスとミスマンマミーアが注目になるだろう。但し前者は
他馬より2kg重い斤量57kgを、どう判断するかという部分が焦点だろうか。
雲取賞を1番人気で負けたマースインディは、また人気しそうでやや心配。
だったらミスターバッハやムシカリあたりが人気的にも面白そうな気がする。
木曜はこの開催2つ目の準重賞・スポーツニッポン卯月杯。2100mという距離も
相まって考えることは多いが、期待はエンパイアペガサス、ジャーニーマン、
オメガスカイツリー。あと【時々是競馬】でも何度か取り上げたヨヨギマックが
転入初戦を迎える。栗東から川崎と、代々木に大きく近付いただけに(笑)。
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