まず回顧。地方のTCK女王盃は、ミッシングリンクが好位追走から抜け出し。
内容的にはちゃんと走れば勝ち切るだけの力を持っていたということにはなるが、
まだ4歳だけに伸びしろは十分にありそうで、今回は意外に時計が出る馬場だった
ということを考えるなら、パサパサのダートで本当はどれくらいできるかが鍵。
そういう意味では、前走で2400mを勝っていたブランシェクールを、個人的には
散々悩んで切ってしまったが、それでも牡馬相手の1000万を勝ってきた事実に
目を向けるなら、やはり買っておかないといけなかった、ということか。
ララベルは条件的にやむなしの部分もあるが、Webハロンの記事によると
次走がフェブラリーステークスの予定で、これが引退レースになる模様。
続いて中央の回顧は重賞2鞍。シルクロードステークスはセイウンコウセイが
久々に自らペースを握る展開で2着に粘った。欲を言うなら、このペースであれば
最後まで我慢して欲しかった感も残るものの、ハンデ戦でこの馬自身は58kgを
背負っていたことを考えれば、きっかけの一戦としては十分な内容だろう。
ファインニードルが早め早めのレースで押し切ったが、その後が後方待機の
フミノムーンとカラクレナイの3着争いだったことを考えれば評価は高い。
ナックビーナスも悪くはないのだが、どうも重賞になるとワンパンチ足りない。
根岸ステークスはサイタスリーレッドがハナに立ち、それをラブバレットが
追ったという展開だけ見ると意外だが、最初の600mが33秒9。いくら時計が
出やすい状態だったとはいえ、シルクロードステークスより速い流れでは…。
結果的にはノンコノユメが後方待機から差し切ってレコード勝ちだったが
この馬自体は前崩れだったり時計が速い馬場になると強みを発揮する印象。
まだ展開に注文が付く感は拭えないものの、これがきっかけになっても
何ら不思議はない。とは言えまた以前のように人気先行になると不安は不安。
次は展望。川崎記念は別記事で予想を公開しているのでそれ以外からだが、
今回は木曜川崎の多摩川オープンを取り上げる。頭数は10頭と落ち着いた。
他地区の参戦は笠松のツルオカハチマンだが、力関係を考えると厳しいか。
前走のチバテレ盃で1番人気ながら最下位13着に敗れたニチドウリュンヌが
中1週でここに参戦。スタートさえ決めれば主導権は取れそうなメンバーだが
鞍上が的場文男じゃないとダメなのでは…と思わなくもない。
個人的にはジャーニーマンの巻き返しに期待したいところだが、
少し馬券的妙味を求めるならファイヤープリンスあたりを取り上げておく。
(本文中敬称略)
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