投稿者 gradefuji | 2017年12月15日

高山特別2017徹底予想・データ分析編【時々是競馬(特別版)】

という事でようやく木曜になってから手を付けることができましたが(笑)、
当サイト(というか俺)にとって、有馬記念よりも大事なレースが土曜の中京で
行われるので、今日・明日の2回で徹底展望をしていきたいなと思います。

■12月16日・中京12R 高山特別(3歳以上500万下・芝2000m)

昨年、3年ぶりに施行されて今年は2年連続。逆に近年施行されていない
飛騨ステークスや下呂特別、20年ほど前に2度施行された郡上八幡特別といった
飛騨・奥美濃の地名を取ったレースが、白川郷ステークス以外にももう少し
増えてほしいな…というのは完全に個人的願望なので、この辺にしときますw

今日はデータ分析ということで、高山特別そのものの傾向を中心に、
有益そうなものからそうでないものまで、いろいろ取り上げていきます。
今回はこのためだけに JRA-VAN データラボを契約したのでやる気はありますww

まず昨年も取り上げた、高山特別というレースの大雑把な傾向をおさらい。

――――――――――
●1番人気の信頼度は非常に高い(人気上位馬は順当)
●穴を狙うなら3着で(2桁人気も飛んでくる)
●4角での位置取りは好位が有利(悪くても中団)
●上位は前走好走が条件?(特に勝ち馬は前走3着以内)
●3歳馬が強い(馬券に絡んだうちの半数は3歳馬)
●血統面や枠順はそれほど問題にはならない
●中4~5週以内で臨む馬の好走率が高い(休み明けは厳しい)
――――――――――

昨年は1番人気のピースマインドが1着、2着サウンドバーニングは3番人気、
3着に2番人気のイチダイと入り、3連単でも4620円というお堅い決着を見た。
ちなみに昨年から遡って過去10回の高山特別はどうなのかというと、
見事に勝ち馬は4番人気までの馬からしか出ていませんでした(笑)。
10回前となると2003年にダート1700mという条件で施行されていた時の話なので
どこまでアテになるのかと言われると微妙だが、気にせず話を続ける。

過去10回で勝ち馬は4番人気までからしか出ていないが、1番人気と3番人気が
いずれも4勝ずつしているというのは興味深い。当然ながら単勝の回収率も
1番人気 83%に対し、3番人気は202%とかなり高い数字。但し複勝回収率だと
1番人気105%、3番人気 95%となり、3着内率8割と5割の差が出ているか。

4角の位置取りについては、5番手以内の馬が7勝しているが、3番手~5番手で
6勝を占めている。やはりある程度前でレースを進められるか、勝負どころで
ちゃんと動ける、力のある馬が上位に来ている、ということが言えるだろう。
とは言え、どの馬4角で3番手~5番手が来るかわかれば苦労しないのだが、
その該当6頭のうち、4頭は前走で4角通過が6番手より後ろだったと書いておく。

その前走着順については、前走2着or3着の馬で5勝を占めている。まぁ人気上位が
強い傾向なので当然といえば当然だが。ちなみに前走1着という馬は1頭で、
2013年ダノンムーンが該当。但し当時の高山特別は夏開催での施行で、
同馬の前走は3月の500万下。つまり降級初戦のパターンで、これはレアケース。
一応今年の出走馬に、JRA-VANの降級馬の基準に該当する馬が1頭いるが、
そのシャリオヴァルトの前走は11月の高湯温泉特別で、休み明けながら10着…。

馬齢については、過去10回のうち、夏競馬のクラス再編以降の開催で施行された
8回分について見たが、勝ち馬は4歳馬の方が多く6頭、対して3歳馬2頭となった。
もちろんクラス再編直後の開催での施行分も含んだ上での数字ではあるが、
3着内率で言えば3歳21.8%、4歳24.4%と拮抗している。なお連対率は4歳馬優勢。

枠順に関しては、直近5年(今年は先週の分まで対象)の中京芝2000mの500万下に
限った話をするなら、1枠と8枠が頭一つ低い以外はほぼほぼフラットな傾向だが
過去10回の高山特別に関しては、なぜか7枠が5勝も挙げていることが判明。
昨年こそ7枠の2頭はどちらも二桁人気の馬だったが、これは軽視できないかも。
連対率は5~8枠で60%を占めており、2着も中枠から外を中心に出ている。

ローテーションについては、中1週で臨む馬が3勝を挙げていて、いずれも
12月に施行された高山特別と同じ開催の、中京の500万下特別を使っていた。
今開催の場合は、チャンピオンズカップ当日に施行された栄特別から
2~5着馬を含む5頭が参戦。人気上位も見込まれるだけに軸になりうる存在か。
ただ、中2週・中3週の組も2勝ずつ挙げており、そこばかりにとらわれ過ぎても
いけないので注意が必要。なお中9週以上の馬は、先の降級初戦の話で触れた
ダノンムーンと、2003年のダート施行時代に1頭勝ち馬がいる程度。基本は軽視。

また、ここまでに挙げなかったデータとして、過去10回の高山特別はすべて
関西馬が勝っていたということを付け足しておく。というか複勝圏まで広げても
関東馬は2着1回・3着2回のみ。唯一の連対については、これもダート施行時の
2003年の話になってしまった。昨年も関東馬のイチダイが2番人気3着だった。

最後に回した穴狙いの話については、10番人気以下が2着1回・3着2回だった。
2着1回はやはりダート時代のものだが、3着の2回についてはいずれも牝馬で
前走は平場の500万下で減量騎手を起用して二桁着順、という共通項がある。
今年の登録馬中1頭だけこの条件に該当していて、無事出走にこぎつけた
ライクアエンジェルをどう判断するか。ちなみに継続騎乗でも問題はない。

ということで一部今年の出走馬の情報を交えながらデータを取り上げたが、
今年は31頭の特別登録があった段階で予想できた通り、フルゲート18頭が参戦。
今回取り上げなかったデータも駆使しつつ、枠順決定を踏まえた最終結論を
明日の更新で改めて公開することにしたいと思います。

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