まず回顧。マイルグランプリはセイスコーピオンが中団から脚を伸ばした。
ここ最近と比べても特にレースぶりが変わった感じもなく、突如として復活したと
いう印象が強いが、もともと実力はある馬だけにこれくらい走っても不思議ない。
しかし7歳馬が3着までを占めるといいう内容で、なかなか下の世代には辛い環境。
東海菊花賞はカツゲキキトキトが順当勝ち。何も文句のつけようがない内容で
明らかに実力が違いすぎた。今のダート中長距離路線で中央馬に太刀打ちできる
数少ない地方の有力馬で、名古屋グランプリでも上位争いを期待していい。
兵庫ジュニアグランプリも人気のハヤブサマカオーが単勝1.1倍の人気に応えたが
終始モリノラスボスが突っつく形で案外苦戦した印象。それでも追い上げた
アスターソードを抜かせなかったというのは評価していい。スンナリ行けば強い。
ソイカウボーイよりもモリノラスボスの方が内容は良く、着順での評価は禁物。
展望しなかったレースだが、大注目のレースが行われたのでそちらも触れる。
日曜水沢のサンケイスポーツ杯 ダービーグランプリはスーパーステションが
好位から抜け出して押し切り。ハナを切ると思われたキングジャガーは
展開的に苦戦が予想されていたが、絶好の展開と思われたベンテンコゾウも
伸びを欠いたのはちょっとわからない。フリビオンは人気ほどアテには
していなかったが、地方馬同士なら今後も全国区に出ていけるだけの力はある。
あとストーンリバーは実績の割に人気がなくて、馬券的にはここが鍵だったか。
今週の展望は水曜の笠松グランプリ。実績的にもトウケイタイガーが一枚上だが
前走のゴールド争覇はカツゲキキトキトよりも有利な条件だったはずだが、
僅かに遅れをとっての2着というのは少し引っかからないでもない。とは言え
それ以下は大きく離しているし、東京盃でも着順ほど大きくは負けていないので
まともに考えればこの馬の勝ち方に注目が集まるところ。
逆転を考えるなら連覇を目指すラブバレット。とは言え1400mとなると
まだトウケイタイガーの方に分がある気がする。外枠は好都合なので展開ひとつ。
エイシンヴァラーも勝ち負けのレベルで、最内枠は気になる材料だが
前でトウケイタイガーとラブバレットがやり合うようなら出番があっても。
あとは力関係からして微妙な気はするが、一応3着候補でプリンセスバリューを。
なお浦和記念については、いつものように明日をメドに別記事で予想します。
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