まず回顧。プロキオンステークスはキングズガードがいい脚を見せて差し切り。
昨年のこのレースが3着で、1年前の今頃はダートグレード制覇も近いうちに…と
思ったものだが、ようやくの重賞勝利となった。ただ、相変わらずダート路線の
上位はなかなか次のステップに上がれない、詰まった状態がずっと続いており、
言い換えれば層が厚いということでもあるので、易易とは行かないと思う。
一方でカフジテイクがドバイ帰りで一息入っての一戦だったが2着は何とか確保。
直線では先に抜けたキングズガードを追う形になったが、今回のところは
これだけ走れれば良しと見るべきだろう。レース全体では、積極的にハナを切った
トウケイタイガーが7着とはいえ見せ場十分で、今後もダートグレードで注意。
七夕賞は接戦にはなったがゼーヴィントが福島でまたも重賞制覇。成績的には
惜敗続きに終止符を打った形だが、もう少し馬体を大きく…と思えなくもない。
とは言え休み明けで結果を残したのだから、力があるのは間違いない。
あとはソールインパクトがまた3着…。馬券の買い方は工夫できたかも。
マリーンステークスはテイエムジンソクが5馬身差で逃げ切り圧勝。良馬場で
1分42秒台と考えると時計的にも優秀と言える。更にメンバーが強くなったときに
同じレースができるとは思えず、そのときに真価が試されることになるか。
次はエルムステークスが有力だろうが、そこでも中心を張れる力はある。
今週も展望は日曜の各場メインレース。まずはサマー2000シリーズの函館記念。
サトノアレスが人気になるのだろうが、中1週で…というのも多少はあるが、
それ以上に人気先行気味になりそうなのが、馬券的には手を出しづらく感じる。
中心に考えたいのはツクバアズマオーにサクラアンプルール。あとこちらも
人気上位が予想されるステイインシアトルは、さすがに同じ手は通じない気が…。
穴候補はレッドソロモン、ルミナスウォリアー、ダンツプリウスで。
中京からは、ある意味で注目の名鉄杯。昨年まではジュライステークスの名前で
施行されていた時期・条件のレースだが、毎度悩ましいメンバー構成。
人気はオウケンワールドになりそうか。前走は重馬場とはいえ1分49秒台前半と
時計を出しているが、3連勝という勢いは買いたい。ただ馬券的には微妙なので、
カゼノコ、サウンドスカイ、エルマンボといった穴っぽいところを狙いたい。
福島のバーデンバーデンカップは9頭。とはいえ確固たる中心馬不在で難しい。
人気はフミノムーンあたりが押し出されるだろうか。個人的な狙い目は
コスモドーム、オウノミチ、ジャストドゥイング、アルマワイオリを。
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