地方競馬でのダートグレードにおいて、今年度は報奨金制度を整備したという話は
【時々是競馬】でも何度か書いているが、今回に限ってはダービーシリーズの
各競走の勝ち馬の参戦は、ヒガシウィルウィンのみに留まった。もちろん各地区の
実力の差や中央馬が強力という事情はあるにしろ、まだ若い馬となると、こういう
チャレンジと言うか、一種の賭けにはなかなか出にくいというのもあるだろうか。
■7月12日・大井11R ジャパンダートダービー(3歳JpnⅠ・ダート外2000m)
とは言え中央勢が選定枠一杯の7頭が参戦し、南関東勢に関してもクラシックの
上位組がこぞって参戦してきたという意味では、例年に比べればレースの質は
格段にアップしていると見ていいだろう。この時期・同世代同士の対戦ならば
地方馬が中央勢に一泡吹かせるシーンも想定できるだけに、安易な馬券は禁物。
◎⑩リゾネーター
○⑫サンライズノヴァ
▲⑥キャプテンキング
△④ヒガシウィルウィン
△③タガノディグオ
と言いつつも、結局は中央勢の上位どころは無碍にできない。中心は悩んだが
リゾネーターとした。兵庫チャンピオンシップで惨敗(と言っていいだろう)を
したことで、当日発売でもう少し人気が下がるのではと考えるのと、直近で
サンライズノヴァやキャプテンキングといった人気上位が予想される相手に
完勝しているという事実は忘れてはいけない。前走の負けがありながら鞍上が
引き続き木幡巧也というのは、今回は馬の状態に自信を持ってのことと思いたい。
相手は素直にユニコーンステークス上位組からサンライズノヴァ。前走の末脚が
もう一度発揮できるのであればあっさりのシーンがあっても何ら不思議はない。
南関東のツートップに関しては、甲乙つけがたいというのが今のところの印象。
ただ、どちらが人気になりそうかと言われると、ヒガシウィルウィンの方に
票が集っている現状で、ならキャプテンキングは馬券的に面白くなると踏んで
こういう印としてみた。この辺りは当日の馬券の売れ方も見ての判断としたい。
タガノディグオは、恐らく相手なりに善戦はできるタイプだろう。ハマれば
前走のような勝ちっぷりを見せられるが、基本的には展開待ちか。
サンライズソアやブラウンレガートあたりも、自分の競馬に徹すれば
ヒモ穴の期待は十分期待できる。但し勝つまではどうかと言われると微妙。
(本文中敬称略)
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