昨年はアウォーディーが大差勝ちを決めて、同年のJBCクラシックを勝ち、
今年はドバイに行くまでになったが、それに比べるとスケールダウンの感はある。
とは言え頭数こそ9頭と落ち着いたものの、JRA勢の方が頭数が多く、馬券的には
実は結構難しい一戦と感じているがどうか。オッズには十分注意したい。
■3月30日・名古屋11R 名古屋大賞典(4歳以上JpnⅢ・ダート1900m)
川崎記念を勝ったばかりのオールブラッシュの参戦には少々驚いたが、斤量59kgは
決して楽ではない。ケイティブレイブにしても他馬との斤量差を考えると58kgでは
少し慎重に構えてしまうのも仕方ないところ。人気も少し読みづらい。
◎②ピオネロ
○①モルトベーネ
▲⑥カツゲキキトキト
△⑦ドリームキラリ
△⑤ケイティブレイブ
となると馬券的に狙うのは斤量54kgの中央勢と、ダートグレードで一定の成果を
残しているカツゲキキトキト(こちらも54kg)となる訳だが、展開を考えると、
外枠のオールブラッシュやドリームキラリ、ケイティブレイブまではある程度
ポジションを取りに行きたいところだろう。となると前傾ラップの可能性も
十分に考えられ、先行した3頭総崩れ…というシーンも十分に予想できる。
中心はピオネロ、相手にモルトベーネ、そして穴はカツゲキキトキトとしたが、
まず内枠の2頭は定石通り考えれば枠順なりの割引は必要になるところだが、
浦和マイルじゃあるまいし、そこまで実力差を感じないところに4kgも5kgも
斤量差が生まれたのであれば、それは黙って見過ごす訳にはいかない。
アルデバランステークスの着順よりモルトベーネが人気では上と見込むが、
ピオネロも斤量差がなくなり、ある程度展開の融通も利くので逆転ありと見る。
カツゲキキトキトについては、前崩れの展開になれば馬券圏内は十分見込める。
ケイティブレイブの比較であれば、名古屋グランプリの斤量差1kgが4kgになる訳で
地方馬だからと言って安易に評価を下げるのは危険。穴党は迷わず買いだろう。
印を付けていない組からは、長い目で注目したいという意味でトロヴァオの名前を
挙げておく。いきなりここで通用するとも考えづらいが、まだ4歳で地力もある。
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