投稿者 gradefuji | 2016年6月14日

2016東京ダービー問題をえぐる(今更)【時々是競馬】

中央はもとより、地方も海外も話題が多いのでサクサク進めましょう。
まず地方だが、水曜の東京ダービーはバルダッサーレが圧勝。中央からの
転入初戦で、タービランスを始めとした南関東の有力どころを子供扱いされた
ことに対してご立腹(笑)の方がある程度いるようですが、うーん…。

一部引き合いに出されたマカニビスティーなんて、まず大井の特別戦を使って
羽田盃2着、東京ダービー制覇としているのに、それで文句つけるファン(笑)の
方々は、基本的に“マル中(J)”“カク中(J)”と付いていればそれだけで
アレルギー反応を起こす方々だと思うので、個人的には騒ぐ必要ナシと思う。

あくまで個人的意見ですが、東京ダービーを勝つために中央の環境で揉まれて
万を持して参戦という、馬の成長のさせ方とか臨戦課程があってもいいと思う。
中央の競馬番組に問題が大アリというのは言うまでもないですが、だったら
春の中央にも3歳ダートGⅠを作れば万事解決かというと、それは全くの別問題。
そこからこぼれそうな馬の一部が、南関東に目を向けるのは変わらないだろう。

一部ライターのコラムに、日本ダービーが訳の分からない外国馬に勝たれるのと
同じみたいな事が載ってましたが、だったらヴィクトワールピサはどうなるよと。
もっと最近だとエイシンヒカリはどうなのよと。世界ではこんな事だらけな訳で。
もちろん生涯一度しか出れない“ダービー”という意見はわからないではないが、
それこそ“2011年のドバイWC”や“2015年の香港C”も1回しかないのは同じ。

身もふたもない事を言えば、アンチ中央競馬な地方競馬ファンの戯れ言であり、
自分の思い通りにならなければ騒ぎ散らす、タチの悪い思考の人間と変わらない。
地方競馬ファンで保守的な競馬を望むなら、それこそ南関東以外を観ればいい話。
但し、それでも昨年の東海ダービーのバズーカみたいな例はありますけどね ^^;

その他の回顧は簡単に。北海道スプリントカップは、予想以上にノボバカラが
食い下がった。ダノンレジェンドは勝つには勝ったが、ややズブくなった印象。
アウヤンテプイは勝ちに行くレースをしての6着だが、評価を落とすには至らない。

エプソムカップはルージュバックが斬れ味発揮。スタートで一瞬遅れかけたが、
その後の先団に取りつく脚が速かった。マイネルミラノはあれで逃げ切れず、
更にフルーキーにもかわされての3着であれば力負けという他無いだろう。
マーメイドステークスは早め早めのリラヴァティが何とか粘り通した。
ヒルノマテーラは最後方からよく伸びたが、ハンデも味方したかもしれない。
今年はさほど荒れなかったが、似たメンバーの前走成績を見れば、意外と買える
軽ハンデ馬が頻繁に現れるレースなので、来年以降も気をつけておきたい。

最後に今週の注目馬だが、先の話で字数を使ったので注目馬を挙げるに留めたい。
なお、水曜川崎の関東オークスは、別の記事で予想を公開しています。

■木曜・川崎スパーキングスプリント
アルゴリズム/イセノラヴィソン/ワールドエンド/フラットライナーズ

■木曜・兵庫ダービー(園田)
マイタイザン/エイシンニシバ/ナツ/ケンキャクハーバー

■日曜・ユニコーンステークス(東京) (★)は抽選待ち
グレンツェント/ストロングバローズ/ゴールドドリーム/アルーアキャロル(★)

■日曜・函館スプリントステークス (★)は除外対象
オメガヴェンデッタ/シュウジ/ソルヴェイグ/セカンドテーブル(★)

最後に、忘れてはいけないエイシンヒカリの挑戦は水曜深夜。日曜日のラニは
よく頑張ったが、こちらはそれ以上の結果を期待していい。大注目の一戦だ。


コメントはこちらから

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

カテゴリー