まずは川崎記念の振り返り。ホッコータルマエとサウンドトゥルーは強かった。
この2頭では配当がつかないのを嫌った部分も込みでアムールブリエ中心としたが
現時点では力の差がまだあると見ていいだろう。ただ、2000m以上の条件ならば
そのうちチャンスはやってくると思う。ひとまず次走はエンプレス杯だろうか。
安藤勝己元騎手がツイッターで、サウンドトゥルーとホッコータルマエの実力は
既に逆転しており、今回は器用さの差であるという趣旨のツイートをしていたが、
当初の自分の予想を含めてその通りだと考える。その意味ではホッコータルマエの
動向が気になるが、仮にドバイに行っても苦戦は免れないと考えるのが妥当。
マイネルバイカは上手く立ち回った方だと思うが、このレベルではパンチ不足か。
カゼノコは個人的な意見だが、3歳秋~4歳春に無理をしなければ…という感があり
末脚勝負に徹しながら逆に離されたとなると、今後も馬券的には推しづらい。
パッションダンスは3角からズルズル後退しており、根本的な問題と見ていい。
地方勢ではケイアイレオーネの今後に注目したい。南関重賞ならそのうち勝てる。
■2月11日・佐賀10R 佐賀記念(4歳以上JpnⅢ・ダート2000m)
◎⑪ストロングサウザー
○③クリノスターオー
▲⑨マイネルバウンス
△⑧マイネルクロップ
△②マイネルバイカ
11頭立てのダートグレードにもかかわらず「マイネル」と名の付く馬が4頭という
部分ばかりがクローズアップされそうな一戦。もっとも、地元のパルフェだけは
オーナーが違うのだが、あろうことかクロップとバウンスが7枠に同居することに。
ちなみに佐賀競馬では、特に霧島賞やたんぽぽ賞に「カシノ」「テイエム」が
大挙参戦ということも多く、「同じ枠番に同じ勝負服の馬が2頭同居」という
パターンも数例あるが、騎手の帽子に馬番が付くので染め分け帽は使われない。
予想以外の話題で文字数を使ってしまったが、ここは非常に難しい。中央勢も
重賞勝ち馬が3頭いるものの、どの馬も不安要素があって軸を決められない。
だからと言って地方勢に逆転のチャンスがあるかと言われるのもまた微妙で、
中島記念を勝ったキョウワカイザーの時計が、昨年の佐賀記念より速いなど
あるはあるものの、条件が違うもの同士を比較してもあまり意味は無いだけに…。
悩んだが中心はストロングサウザーとした。前に行きたいはずのマイネルバイカと
クリノスターオーが内目の枠を引いたのが気になったのもあるが、こちらは大外で
2000mであればプラスに働く枠順だし、叩き3走目でそろそろ狙い目だろう。
相手はクリノスターオー。昨年のアンタレスSを勝った後は、もうひとつ期待に
応えられていないレースが続いているが、相手関係だけで言えばかなり楽になる。
あとは人気がどうなるかが問題。1番人気になっても不思議ないので動向に注意。
マイネルの3頭は上の印の通り。人気的にバウンスの方が下になると見越して
このようにしている。クロップは連覇を目指すが、ここ最近もうひとつの内容で
丹内騎手に戻って改めて真価を問う一戦となりそう。バイカは川崎記念から
中1週での強行軍が不安材料。10日の大井金盃でも同じローテーションで参戦した
サミットストーンは最後の4角あたりで手応えを失っていた。そこから考えると
馬自身の勢いはあるにしても、決して強気に推せる状況でないと考えたがどうか。
一応地方勢にも目を向けると、とりあえず現在の佐賀最強馬と言っていい
キョウワカイザーがどこまで頑張れるか。3着ならあってもいいとは思うが…。
兵庫のバズーカも気にはなるが、しばらく1400mのレースを使われており、
1900mの実績も相手関係が微妙な東海ダービー・MRO金賞・岐阜金賞のもので、
息切れが心配なところではある。一応は将来的な面も含めて見ておきたい。
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