年末年始の間、生活パターンが滅茶苦茶だったこともあって、主にネット配信でカバーしているラジオ番組を
ここ何日かで必死に消化。ICレコーダーに取り込んで再生速度を上げたり、就業中でも耳が開いてるときに
ちゃんと(手と目は)仕事をやりつつ 耳では別のことをやってる…とかそんな感じですけど(笑)。
もともとは放送時間にリアルで聴くスタイルだったけど、BSデジタルの受信環境を導入して以降は
そちらでも放送する番組は録画でカバーすることも増え、BSデジタルラジオが絶滅した後にはネット配信に
依存するようになりました。「ラジオを聴く」行為ひとつを取っても、数年で随分とスタイルが変わるもんですね。
ところで。正規の放送番組(とここでは書きます)がネットで再配信されるものについてはともかく、いわゆる
"インターネットラジオ" の "番組" で、ネットでしか配信していないものを "ラジオ" とか "番組" と呼ぶのは
いかがなものか…というのを しばらく思ってたりします。敢えて言うなら "コンテンツ" と呼ぶのが正解かと。
もっとも、コンテンツって呼んだって一般の人には理解できないし、音声だけで楽しむものなんだから
ラジオと言ったって間違いではないだろう…って言われたらそれまで。僕もそこまで噛み付くつもりはないですが。
ただ、厳密なラジオの定義とは違う形の媒体なので、それだけでも頭の片隅にあれば…なんて思いますね。
あと よくありがちなのが、例えば「○○というラジオを、ぜひ聴いてくださいね!」って告知の仕方をしたり、
「今日のラジオはいかがでしたか?」などといったフレーズが出てくること。一見 不思議でも何でもないけど、
よく考えたら「○○というテレビを…」とか「今日のテレビは…」なんて聞くことは、さほど多くないと思います。
テレビであれば、これらのフレーズは「○○という番組を…」「今日の番組は…」という言い方になるはずです。
ラジオだって、正規の放送番組ならば れっきとした番組。だけど、ラジオの立場が弱いからこうなるんだよね。
今は ポッドキャスティングとかインターネットなどのおかげで、ラジオのコンテンツが注目される事があるけど、
それでも結局ラジオはラジオなんだよねぇ…。だからと言って俺が何をできる訳でもないし やる事もないけど、
ラジオに携わる人(特に出演者だよなぁ)が、もっとラジオというものをわかってほしい気がしてます。
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